【新唐人2014年5月9日】ここ数ヶ月、浙江省では多くの教会が政府によって取り壊されました。温州市では最近、家庭教会に対する全面的な取り締まりを展開し、民家でのキリスト教徒の集会も禁止されています。
情報によると、温州市の複数の家庭教会に宗教局からの通知が届いたそうです。通知では、勝手に宗教活動の場所を設立するのは違法行為で、即刻停止すべきであり、建物内の宗教施設を撤去し、各種活動の参加者を解散させるよう求めています。これだけでなく、信者たちは各種の迫害を受けています。
浙江省温州市キリスト教徒 趙さん
「ここ数ヶ月 温州地区では、多くの教会が取り壊され、信者たちは集まる場所もありません。教会は合法的です。政府が違反しています。地元政府は本当に腐敗していて、政府はキリスト教徒の企業を取り壊し、数千万元の損失です。私も離婚を迫られています」
中国ではキリスト教徒の数が急増し、福建省、浙江省などには特に多いそうです。信者の多い温州市では、当局が「三江教会」を強制的に取り壊したことで衝突を引き起こし、国内外で注目されています。
中国家庭教会聯合会の張明選(ちょうめいせん)牧師は、当局は共産党が設立した合同教会、「三自愛国教会」を推進しているため、全国のキリスト教徒へ迫害が広がる事を危惧しています。
中国家庭教会聯合会 張明選牧師
「温州市では十字架が増えているので、壊す命令を出すだけでいいのです。信者が増えるほど彼らは恐れます。武装警察を出動させて、丸腰の教徒に対処しますが、逆効果を産み、中国の教会はさらに増えるでしょう」
民間の推計データによると、中国には現在6千万人のキリスト教徒と、3千万人のカトリック教徒がおり、中国共産党の党員数をすでに上回っています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/08/atext1108440.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)